はしる

研究室の人たちと毎週ランニングすることになった。なんとLINEでランニングぐるーぷまで作ってしまった。こうなったら参加しないわけにはいかない。でもいきなりそんなに走れないので、その前準備の運動として久しぶりに走ってみた。40分ほど。実に3か月ぶりくらい。


現在、足の筋肉がぷるぷるしているが、存外まだまだ走れることに気付く。そしてさらに気づいた。現役時代、選手としての私を支えてくれた家族やマネージャーにもっと感謝すべきだったのだと(唐突)。これはいったい何の話かというと、部活動の大会や練習のことを私が思い考えるとき、以前の私は、ただただ試合の成績や練習メニュー、体のケアについて、選手としての立場からの視点のみでものを考えていたのだが、それだけを考えていられたのは、それをお膳立てしてくれた周囲の人たちの力があってこそだったのだなぁと。そんなことを思った。とってもいまさらですが。


いえ別に、そのことを全く考えてこなかったわけではないのだ。自分一人ではどうにもならんことは知っていたのだが、なんというかそれは、私の中に「知識」としてそのような考えがあることは知っていて、それに感謝するのは当然だということも「知識」としては知っていたけれども、当時の私にはそれを正しく理解(理解でいいのかなぁ?実感として?)していなかったという感じだ。部活動でも何かのたびに「みなさん選手を支えてくれているマネージャーさんにも感謝をこめて拍手!」みたいなことはよくやっていたのだが、そのころの自分はそれを、なんとなぁく、よくわかんないけど周りに合わせてやってみただけー、意味はよくしらないけどまあいっかー、みたいな感覚でやってたわけだ。だけど、そのマネージャーや、家で食事を作ってくれる家族や、学校の先生たちなんかがいるから、自分はただひたすらに「練習」「大会」にだけ集中できたんだなぁと。そんなことを、なぜか今日、自分でも驚くほど唐突に理解したのだ。しかもそのことを「今の自分はよく理解しているなぁ」などと思うほどに。そんな自分自身に驚きを隠せないので、それってホントに理解してんのかよと疑いたくなってしまう。まあ、理解しているつもりでもいいのだろう。少なくとも今の自分は、もっといろんな人に感謝しようと思っているのだから。


今月末はPIERROTの復活ライブ。私も姉も歓喜している。ひょっとしたらこれが人生のピークなんじゃないかと思ってしまうくらい。